一番の仲良しだったゴン奈が天国に行ってしまいました。
右の耳に三日月型の穴が空いていたゴン奈
1ヶ月ほど前から「なんだかちょっと元気がない?」と思っていたのですが、相変わらずしょっちゅう顔を見せてくれるので、そのたびに「元気?」と声をかけていました。
昨日の朝、うちに来て水を飲んで日陰で寝そべっている時、リラックスしているというよりぐったりしているという感じだなあと思いました。
今朝、ゴン奈が来ないなあ、心配だなあと思って、いつもよく顔を見る大きな樹のところに行くとフサフサの尻尾が見えて、ホッとして駆け寄ったら地面に横たわって息を引き取ったゴン奈でした。
三日月型の耳の切れ込みも、ほんのちょっと抜け残っていた脚の冬毛も間違いなくゴン奈でした。
やっぱり具合が悪かったんだと、大きなため息をついて家に戻りました。
ゴン奈をあのままにしておくと鳥に突つかれてしまうと思ったので、空き箱にペットシーツを敷いて、手袋とマスクを装着してスコップを持ってゴン奈のところに引き返しました。
ゴン奈の体はすでに硬くなっていて、ああ本当に逝ってしまったんだなあと実感しました。
カリフォルニアでは動物の体を地面に埋めることは禁止されているので、ゴン奈が入った箱はゴミに出すしかないのが悲しかったけれど、大きなダンプスターにそっと箱が入った紙袋を入れました。「バイバイ、今までありがとう」と声をかけて。
野生動物のくせに人間に甘えるような仕草をするかと思ったら、自分のテリトリー(うちのパティオ)に入ってくる他のリスにはすごく強気だったゴン奈。まるでニヤが乗り移っているかのようだった。
ニヤがいなくなった後に心にぽっかり空いた穴を、どれほどゴン奈が慰めてくれたことか。
少しずつ弱っているなあと感じていた時に、野生動物だから最後のお別れなんてできないと思っていたし、「そう言えば長いこと来てないなあ」と自然消滅みたいにさよならするのだろうと覚悟していたので、息を引き取ったゴン奈を自分の目で確認できたのはよかったと思っています。
ゴン奈の体には傷などは何もなくて綺麗なままだったし、目を閉じて眠っているような表情でした。体が弱った時に鳥に襲われたりする最後でなくて本当によかった。
うちのパティオには他のリスたちもやって来るし、みんなそれぞれに可愛いんだけどゴン奈は特別だったよ。
さびしいなあ。
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