2014年12月2日火曜日

ゴンゾウの天敵

先日、散歩中に撮影した写真です。

この辺りにたくさんいる小型の猛禽類で、種類を調べてみたらレッドテイルホークというらしい。日本語ではアカオノスリ。

この写真だと全然わからないんですが(苦笑)体の他の部分に比べて尻尾だけが目立って赤茶色をしています。だからレッドテイルでアカオなんですね。

写真をダウンロードして初めて気づいたんですが、この子まだクチバシが黄色い若造さんですね。どおりで体つきも頼りなげで貫禄がないわけだ。

でもこのノスリやトビはゴンゾウリスたちの最大の天敵。こうして見かけるとちょっと嬉しいんですが、同時に「私の眼の前でリスを襲ったりしないでね。」と勝手なことを思ったりもする。
(でも、とても珍しいカリフォルニアコンドルがリスを食べてるのを目撃した時は思わず「おおおおおっ!コンドルだーっ!」って興奮しました。)

「おいおい。ここはオレたちリスのブログだろ。
なんであんな天敵の話をしてるんでえっ。おらっ!」

あ、ごめんよゴン太。あのノスリ多分あんたと同じくらいの小僧っ子だから、まだミミズとかカタツムリとかばっかり食べてると思うし、許して。
あんたもトビやコンドルには気をつけるんだよ。




2014年11月15日土曜日

お顔の違い

先日、公園を散歩していたらリスたちが一斉に警戒音を出したので近くにいたコヨーテに気がついたということがありました。コヨーテなら樹の上のリスが捕まることはないんですが、音を出したら気づかれて自分が危険になるような猛禽類などに対しても警戒音を発します。

これはリスの縄張りって意外と狭くて、近くに住んでるのは親類縁者が多いので、自分に近い遺伝子を生き残らせるために、自分の危険もかえりみずに警戒音を出すからなんですって。意外とかっこいいな、ゴンゾウ。

繁殖期には縄張りを離れてお相手探しに出るので、遺伝子プールが狭くなりすぎるってことはないようです。

・・・と、前置きが長かったですね。
そういうわけでうちの裏庭にいるゴンゾウリスたちも親類縁者である確率が高いので、みんな何となく鬼瓦ゴンゾウみたいな風情の顔をしてるんですね。

これが全然離れた場所の公園のリスなんかだと、明らかにうちのゴンゾウたちとは顔の系統が違う!ほら。
「何か用ですか?僕の顔が見たいんですか?」

はい、見せてください。あなたとっても可愛い顔してるようだし。
「しょうがないですね。これでいいですか?」

ね?口のまわりの黒いドロボウ顔じゃないし、ちょっとアニメのリスみたいな顔でしょ?


この方はまた違う場所のリス。これまたゴンゾウと言うよりも権之新とでもいう感じのキリリ顔。
「近寄るでない。怪我をするぞ。」

できることならコヨーテとかアライグマとかオポッサムの顔だち比較もしてみたいんだけど、それはどう考えても無理よね〜。



2014年11月4日火曜日

未熟者のゴン太

「オレの名前はゴンゾウリスのゴン太。まだ修行中のヤングなのだ。
これから木登りをして、上に方にある赤い実を食べ放題の独り占めにするのだ。」


この後、トコトコトコッと上手に樹の上の方まで登って行くと、ずいぶん細い枝の先まで行って、赤い実に手を伸ばして取ろうとしていました。



「あとちょっと〜!うぅぅぅぅっ」

ゴン太君、前足を伸ばして実を掴もうとしたら、細い枝がしなって落っこちそうになり相当ビビっていました。なんとか落ちずにコソコソと下に降りてきていましたけど、まだ若くて、枝と自分の体の大きさとか、そこまでして取るほどのエサなのかとか(だって下にいっぱい落ちてるのに)そういうことが計算できないみたい(笑)


このゴン太は多分今年生まれた子じゃないかなあと思っています。
体もまだあんまり大きくないし、何かにつけてドンくさいし・・・。

でも一番に顕著なのは・・・えっと・・・へへへ、股間のブツがまだ小さくて若々しい。
すみまっせん!失礼いたしました。
「本当に本当に失礼だ。未来ある若者に向かってなんてこと言うんだ。」

まあまあまあゴン太君、君もこれから修行を積んで、枝から落っこちそうになったりせず、上手にドングリを埋めたりできるようになれば、来年の春にはきっと可愛いお嫁さんが見つかるさ〜!がんばれよ!

2014年10月25日土曜日

ゴンゾウ特製エビフライ

朝日を浴びてゴンゾウリスがせっせと松ぼっくりを齧っています。
いや、齧ってると言うよりもむしってると言った方がいいかな(笑
「松ぼっくりはどうでもいいのだ。この松かさの間にある松の実が朝ごはんなのだ。」


松かさをせっせとむしって、松の実(種)を食べるんですね。松の実、美味しいですもんね。


・・・で、ゴンゾウリスがむしった後の松ぼっくりはこんな風になります。

エビフライそっくりじゃありません?

エビフライに似てるわ〜と思っても、アメリカ人に言ってもピンと来てもらえないんですよ。エビのフライってクルンと丸まってるのが普通だし。

ゴンゾウの作ったエビフライ写真をアップできてスッキリした〜。


2014年10月19日日曜日

臆病者のゴン美ちゃん

ゴンゾウリスたちはそれほど縄張り意識は強くはないようですが、ゆるめの縄張りというか、ホームグラウンドというか、そういうものはあるようで、うちの裏庭を活動拠点にしているリスは4〜5匹。(前庭はまた別のリスたち)



この子は最近よく見かける若いメスのリスです。
「勝手にゴン美ちゃんとか呼ばれてるの。ドキドキ。」

長いことうちの裏庭に出没しているリスたちは、ふてぶてしくて私が側に行ってもたいして気にもしないでくつろいでいたりするのですが、この子はまだ私のことが怖いようです。

 「きゃー!側に来るー。隠れなきゃ。ドキドキドキドキ。」

ゴン美ちゃん、隠れなきゃーって全然隠れてませんけど。むしろ尻尾と顔が見えてて隠れてる部分の方が少ないですけど。


なんて言ってたら、意を決したように全速力で逃げていきました。
「タタタタタタタターーーーーーーッ」

細いフェンスの上をすごいスピードで走っていくのはさすがです。
(でも時々足を踏み外してずっこけてるリスもいます。)

2014年10月16日木曜日

母ちゃんリスのゴニーたん

庭のヤシの樹に付いていた黄色い実もほとんど落ちてなくなりましたが、残った完熟の実を堪能しているらしき影が一匹。



アップにすると・・・もちろんゴンゾウリスです。

「わたし、女の子なんだからゴンゾウなんて呼ばないで欲しいんだけど。」

失礼失礼。君はフテブテしいゴン子でも、こわがりのゴン美ちゃんでもないようだけど、ゴニーちゃんとでも呼ぼうかねえ。多分すぐにわからなくなるけど(笑



「なんでもいいけど、もうおなかいっぱいになったし帰るわ。じゃあね。」

帰った先を見ていると、どうやらこの子はうちのヤシの樹に巣を作って子育てしていた母ちゃんリスみたい。
母ちゃんがのんびりしてるようだし、子育てもようやく一段落ついたのかな。
じゃあ、君たちのために延期していたヤシの枯れ枝の伐採をそろそろやっちゃうよ。