2023年8月16日水曜日

ニューフェイスとおなじみちゃん


2ヶ月ほど前から顔を出すようになったニューフェイスの男子リスがいます。

まだ若くて、多分今年の春に生まれた子だと思います。
最初はすごくビクビクしていたのですが(その割によく顔を出していたけど)今はだいぶ慣れたようです。

好奇心が強くて、よくこっちをジーッと見ています(近づくと逃げるけど)
この子はゴンペイと名付けました。
「ボクはゴンペイなんですか?」



ゴンペイは小柄なんですが、とても立派な尻尾を持っています。
「いつもお手入れしてるからね」



最近はだいぶ慣れて塀の上でこんなふうにくつろいだりもしています。
暑い日は日陰の地面や塀の上でこうしてお腹を冷やします。
「ひんやりして気持ちいいよ」


地面でくつろぐと言えば、おなじみのゴンチャはしょっちゅう来て日陰でまったりしています。


ゴンチャはゴン奈の次におなじみだった子なのですが、今や1番のおなじみちゃんとなりました。
でもゴン奈がいた時はあんまり意識しなかったけど、こうしてくつろぐ時ほんのちょっと警戒しています。
私から微妙に離れた場所か、私にお尻を向けて何かあったらすぐに逃げられるようにしています。

「捕まえられたら困るじゃない」

捕まえないよ、君たちのイヤなことはなにもしないよ。

ゴン奈はわざわざ私の足元に来てペタッと広がっていました。
あれは「今からちょっとお腹冷やすから、トンビや鷹が来ないようにそこに居てよね」ってことだったのかも(笑




でも最近ゴンチャもこうして私の方を向いてすぐ近くでくつろぐようになったんですよ。


ゴンチャは春先に続いて夏にも赤ちゃんを産んだようで、またお乳周りの毛がハゲハゲになっています。
赤ちゃんリスの爪は鋭いから授乳の時に毛が擦り切れちゃうんだと思います。

うちに来るのは昼間の暑い時間に冷たい水を飲むためみたい。だからいつも新鮮な水をいくつか置いておくようにしています。






 

2023年7月16日日曜日

さよならゴン奈

一番の仲良しだったゴン奈が天国に行ってしまいました。


右の耳に三日月型の穴が空いていたゴン奈 



1ヶ月ほど前から「なんだかちょっと元気がない?」と思っていたのですが、相変わらずしょっちゅう顔を見せてくれるので、そのたびに「元気?」と声をかけていました。

昨日の朝、うちに来て水を飲んで日陰で寝そべっている時、リラックスしているというよりぐったりしているという感じだなあと思いました。

今朝、ゴン奈が来ないなあ、心配だなあと思って、いつもよく顔を見る大きな樹のところに行くとフサフサの尻尾が見えて、ホッとして駆け寄ったら地面に横たわって息を引き取ったゴン奈でした。

三日月型の耳の切れ込みも、ほんのちょっと抜け残っていた脚の冬毛も間違いなくゴン奈でした。

やっぱり具合が悪かったんだと、大きなため息をついて家に戻りました。
ゴン奈をあのままにしておくと鳥に突つかれてしまうと思ったので、空き箱にペットシーツを敷いて、手袋とマスクを装着してスコップを持ってゴン奈のところに引き返しました。

ゴン奈の体はすでに硬くなっていて、ああ本当に逝ってしまったんだなあと実感しました。

カリフォルニアでは動物の体を地面に埋めることは禁止されているので、ゴン奈が入った箱はゴミに出すしかないのが悲しかったけれど、大きなダンプスターにそっと箱が入った紙袋を入れました。「バイバイ、今までありがとう」と声をかけて。


道を歩いている時に出くわすと、駆け寄って来たゴン奈。



うちのパティオに来ては好き放題にくつろいでいたゴン奈。

野生動物のくせに人間に甘えるような仕草をするかと思ったら、自分のテリトリー(うちのパティオ)に入ってくる他のリスにはすごく強気だったゴン奈。まるでニヤが乗り移っているかのようだった。

ニヤがいなくなった後に心にぽっかり空いた穴を、どれほどゴン奈が慰めてくれたことか。

少しずつ弱っているなあと感じていた時に、野生動物だから最後のお別れなんてできないと思っていたし、「そう言えば長いこと来てないなあ」と自然消滅みたいにさよならするのだろうと覚悟していたので、息を引き取ったゴン奈を自分の目で確認できたのはよかったと思っています。

ゴン奈の体には傷などは何もなくて綺麗なままだったし、目を閉じて眠っているような表情でした。体が弱った時に鳥に襲われたりする最後でなくて本当によかった。


うちのパティオには他のリスたちもやって来るし、みんなそれぞれに可愛いんだけどゴン奈は特別だったよ。


さびしいなあ。

2023年7月7日金曜日

ランディ君のエンターテイメント

うちに来るリスたちはパティオ周りの塀の上を歩いてやって来ます。

これはゴンチャです。
  
「トコトコトコ 来たわよ〜」



この塀の上で埋めてあった木の実を食べたり水を飲んだり日陰でくつろいだりします。

埋めてあった何かを掘り返した時に顔に何かをくっつけてきたゴンチャ。



塀の上にリスが来ると窓辺にやって来るのがお隣の猫さんランディ君。

首を傾けてめっちゃ見てます。



リスが塀から地面に降り立つと



ランディ君もリスの動きを追ってじっと下を見ています。


ランディ君は半年ほど前にお隣に迎えられた猫。まだ10ヶ月齢の若い男の子です。

完全室内飼いだから窓からリスや小鳥を見るのが大好きらしい。かわいいなあ。
飼い主さんいわく「うちの猫のエンターテイメントだよ」とのこと


リスたちは猫さんに見られてることは全っ然気にしていません😆




 

2023年5月26日金曜日

ゴンザから贈り物

 今朝のゴンザです。

塀の上に赤いブラシノキの花を置いていってくれました。


置いていってくれたというのは私が勝手に言ってるだけで、その辺りの植え込みの花を齧り取って来たゴンザがここでお花を食べていただけなんですけれどね。


でも今日はたまたま私とオットの20回目の結婚記念日だったので、リスからの贈り物ということにしました。😊😊😊

2019年のクリスマスにはどこかのお家のリースかツリーから盗んできたと思われる松ぼっくりが家の前に落ちていたし、ニヤを見送った翌日の朝にはゴン子がドアの前に立っていたし、我が家とリスには特別な絆があるのだと私とオットが勝手に決めつけているのでね😁


ブラシノキは背が低いうちは公園などの植え込みに使われています。
今がちょうど花盛りで、リスたちはこの花を食べるのが好きなようです。



ほら、みんなこんな風に花の頭を花粉で黄色くしています。




これはお花を食べているゴン奈の動画です。



2023年5月8日月曜日

ちょっと前のうちのリスたち

ちょっと前に「これが最近うちに来るリスたちですよ〜」と紹介しようと思って画像だけ貼り付けて放置してしまっていました。
そして放置している間に、うちに来るリスたちの顔ぶれがちょっと変わってしまいました。

というわけで、これは2023年3月下旬くらいまでうちのパティオで見かけたリスたちです。


この子はまだとても若くて体の小さい女の子です。すごく臆病で、いつもこんな風に腰が引けています。
小さくて可愛いのでミニゴンと名付けました。
「こわい でもここにドングリ埋めたから食べに来たの」

でもミニゴンは4月に入った頃からめっきり見かけなくなりました。
そんなに怖いならわざわざ人間の側に来ないで、大きな樹の上や公園の方が伸び伸びできるもんね。
どこか広いところで元気に暮らすんだよ。


これは4月ごろ久しぶりに顔を見せてくれたゴン太郎です。
信楽焼の狸さんのようにタマが目立っています😆
「よー久しぶり!俺引っ越したんだよ」

ゴン太郎はうちの前にあった大きな樹を縄張りにしていたのですが、樹が倒れて撤去されてから通り一本挟んだお向かいの大きな樹に引っ越しました。
たまーに見かけるのですが、我が家とは反対側が主な活動エリアのようでうちにはあまり来なくなりました。


そしてゴン太郎と入れ替わるかのように顔を出すようになった男子リスがこちら、ゴンザです。
「僕は足が速いです」

足が速いっていうか、逃げ足が速いよね。
この写真はちょっと不敵な面構えですが、この子も小柄で怖がりです。
ミニゴンほどではないけれど、最初はすごいスピードで逃げていったものでした。
最近は少し慣れてきて逃げるスピードが少しだけ遅くなりました(それでも逃げる)
この子は今もよく来ています。




そして最後は2月ごろの恋のシーズンに撮った画像

これは珍しい地上でのリスの追いかけっこ。すごいスピードでウギャギャギャギャッと叫びながら駆け回ります。何をしているかというと繁殖期のパートナーをめぐる争いです。


「いったい何ごと!?」というような声が聞こえて外に出てみると、リスが5〜6匹で追いかけっこをしているなんてこともありました。

これは小さくてわかりにくいけど、樹の上を5〜6匹で駆け回っているリスたちです。

そして今、ちょうどこの頃にできた赤ちゃんを子育て中と思われる母さんリスがよくうちに来ています。それは次の記事で。

あ、我が家のアイドルゴン奈ちゃんは相変わらずうちのパティオを掘りまくってくれていますよ。

 

2022年11月17日木曜日

この世に生きとし生けるものの

 いきなり大仰なタイトルですが、そんなに大仰な話じゃありません。


リスたちが木の実を食べに来たり、お昼寝していたうちの前のこの樹。
「オレの昼寝場所だぞ」↑これはゴン太郎


こんなんなっちゃいました😭

しばらく前から「最近傾きがひどくなってきたなあ」と思っていたし
庭木の管理の人が「もうすぐ倒れるから気をつけて」と教えてくれていたので
あんまり驚きはしなくて「ああ、ついに」って感じだったんですけれどね。

昨日はすごく風が強くて、倒れるだろうなと予想していた通りになりました。

この樹に来るリスをニコやニヤと眺めたり
ニヤがいなくなった後「この樹、こんなに綺麗だったんだね」と気がついたり
すっかり生活の一部になっていたので、倒れてしまって悲しいです😥

ついつい
♪この世に生きとし生けるもののすべての命〜に終わりがあるのならば〜♪
と口ずさんでみたり
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」とか
「行く川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず」とか
昔の古文の授業を思い出して無常感に浸ってしまいます。


撤去作業をしてくれていた人が「これはシロアリだわ」とおっしゃってました。
なるほどね、だからこんな大きな樹が倒れたのね。


小さく切って撤去です。



この樹がなくても、すぐそばの百日紅の実とか低木の木の実もリスの好物なので
多分明日以降も来てくれると思うんだけど、ちょっと心配。


ゴン奈ちゃん、樹はないけどまた遊びに来てね。

「私のことが好きなのね しょうがないわね」

ゴン奈やゴン太郎がいないと寂しいからね。


2022年9月16日金曜日

テリトリーの主張


最近は写真を撮るのもほとんどスマホで済ませていますが、これは久しぶりにカメラで撮った写真。

やっぱり毛並みがよくわかるところとか、カメラは楽しいですね。

「私はゴン奈よ」



 ところで先日、このゴン奈ちゃんがこんなことをしているのを見かけました。


地面を掘ってそこに顔を擦り擦りしています。



ドングリを埋めたり掘り起こしたりする時には、こういう感じで「ここ!」と掘る位置をしっかり決めて深く掘るのでちょっと違う感じ。


ゴン奈はうちの塀の上でもしょっちゅう顔を塀や壁にスリスリと押しつけているんですよ。
で、気になって調べてみたら、リスは口の周りにアポクリン腺があって地面や木に擦り付けてテリトリーの主張をするらしいです。

上の最初の動画も多分テリトリーの主張。そしてうちにやって来て私の前でもテリトリーの主張😅

リスのテリトリー主張の方法は他にオシッコのマーキングもあるそうですが、ゴン奈それもやってるわ。

「なにかいけないの?ここは私の場所よ」

いや、べつにいいんですけどね(笑

なんだかやっぱり君を見てるとニヤを思い出すよ。

「なんのことかわかんないけど、私のことが好きなのね」


絶対この子はニヤのさしがねでうちに来てるね。うん、間違いない。