2019年12月25日水曜日

ゴン子のクリスマス

この子はうちのパティオの真ん前に植わっている大きな樹を縄張りにしているゴン子です。
女の子なんですが、体が大きめで度胸もあって気も強い。


好奇心いっぱいで臆病ではないので、今や私とすっかり友達です。

時々、うちのフェンスの上でケケケッと鳴いて呼んだりもします。
(いや妄想でなく、ホントに呼んでるんですってば!)
「今日は犬連れてないの?」

連れてないよ。あんたが呼ぶ声がしたから犬は置いてきたの。

「じゃあ降りてそっちに行くわ」

舌をチチチッと鳴らすと、じーっと私の顔を見て樹から降りてくるんですよ。

で、このゴン子が2〜3日前にマツボックリをくわえて樹の上にいました。
「あれ?この辺りは松の木なんてないのに、珍しいな」と思って見ていました。


その時はニコが一緒で写真は取れなかったので、これは別の時。
 くわえてるのはマツボックリじゃなくてドングリですけれどね。
「あげないわよ」

いらないよ。よく見たらドングリ二つもくわえてるじゃないさ。
あんたたちはシマリスと違って頬袋持ってないもんね。

話をマツボックリに戻しましょう。
珍しいなと思っていたマツボックリ、その日の夕方にはうちの前に転がっていました。


あら?よく見たら接着剤と針金が付いてるじゃないの!
さてはどっかのおうちのクリスマスリースか何かから盗んで来たな?

「いいもの見つけた!」と思っていそいそ運んで来たのに食べられなかったのね😆

と言う、ゴン子のクリスマスでした。

2019年11月22日金曜日

こどもおっさんとおっさん顔リス

この住まいに引っ越してきて約半年、この辺りのゴンゾウとも顔見知りになって、リス達も警戒しなくなってきました。

「あ、こんちわ!写真撮るの?こんな感じでいい?」


オットが「なんでリスがこっち向いてる写真撮れるの?食べ物使ってるの?」と言うので
食べ物は使ってない、見かけたら挨拶して「何も嫌なことしないよ」って毎度言うだけ。
 向こうが無害認定したら好奇心の強いヤツらなので向こうから顔見に来るよと言ったら、なんか半信半疑という感じでした。


そして先週のこと、朝オットが「あっ!」と言ったかと思うとバナナを持って走って外に出て行きました。

バナナで何するんだ?と思って外を見たら、小さく切ったバナナを上に掲げて、木の上のリスに向かって差し出していました。

いや〜、リスはバナナは食べないんじゃないの?

「そんなモチャモチャしたもの食べないよ」

だよねえ、まだニンジンとかカボチャの方が好みだよねえ。

バナナじゃ無理だと思うよと言ったら、冷蔵庫をガサガサしてニンジンを持って出て行きました。

ニンジンもなあ、その辺に置いてあったら食べるだろうけど、人間のそばに来るリスクを取ってまで食べるほど魅力的じゃないよねえ。

「ダメかなあ」とガッカリするオット。

小学生か!と思いつつ、餌付けしたいの?止めといた方がいいよ、気長に話しかけてるとチョコチョコ顔見せるから頑張れ!と励ましときました。

子供みたいなおっさんと、おっさんみたいな顔のリスの組み合わせって、どんなもんでしょうかね😅😅😅

2019年8月21日水曜日

ゴンゾウを探せ!

この日は40℃に迫る超猛暑日でした。
そんな日に見られる光景、ダレるリス。

さて、ゴンゾウはどこでしょう?


答えは左側に張り出した枝の上。

「何?なんか用?くつろいでるんだけど?」

すみません、可愛かったもんで、つい。

「ああ、それはしょうがないけどね」

この子は一番馴染みのゴン子ちゃん。
尻尾のふさふさ具合といい、お顔と言い、なかなかの美形です。

5月に見た時よりもお乳が目立つ感じになっていたので、子育て中みたいです。

どうやらこの木の上に巣を作っているらしく1日中チョコチョコと動き回っています。

どうか、お願いだから赤ちゃんを落とさないでおくれ。

「落とさないわよ、何言ってるの?」

それが落ちるんだよ、ほんと気をつけてよね〜。
リスレスキューのお宅は遠いんだからね。




2019年7月3日水曜日

非モテゴンゾウ

5〜6月はゴンゾウたちの恋の季節です。
ゴンゾウリスの妊娠期間は44日なので、夏の暑い盛りの頃に赤ちゃんが産まれて、寒くなる前に一人前に大きくなるというサイクル。

今頃になってもまだ相手が見つからないリスは焦ったりしてるのかな。

この時期はあちこちで追いかけっこするリスのペアが見られます。


これは2、3日前にうちのフェンスの上にいたリス2匹。
前にいるのは、うちの前の木がナワバリのゴン子ちゃん。
後ろのチビっこいのが男の子です。

「ついてこないで!」「え〜そんなつれなくしないでよ〜」







「後ろから飛びかかったら噛むわよ」「あ、バレてる」

このチビゴンゾウ、全然相手にされてない感じでした。
あんた、女の子にプロポーズするのにそんな獲物狙うみたいな不粋なポーズで迫るからモテないのよ。

結局ゴン子ちゃんはすごい勢いで走って逃げてしまって
チビゴンゾウだけが残されました。

チビゴンゾウ、まだ若い感じなのに何やら壮絶な経験をしてきたみたい。



「なんでわかるんだ?」

向かって左の耳、裂けてミツマタになってるじゃないさ。
リス同士の喧嘩か、大きな鳥に襲われて危機一髪だったのか
あんたみたいに若くて、そんな傷跡のあるリスはそんなにいないよ。

それに尻尾だって、半分くらい毛がむしられちゃってネズミの尻尾みたいなのが露出しちゃってるじゃない。


「この尻尾のせいでモテないんだと思うんだよ」

確かに、尻尾も体も大きくて堂々としてる方がモテるだろうねえ。
その方が生き残る確率が高いし、そういう強い遺伝子を残したいだろうし。

でも、傷跡だらけで生き残ったチビゴンゾウは良い遺伝子を持ってるんだよ。
まだ大丈夫だから、夏の間にかわいいお嫁さんを見つけるんだよ〜!

2019年5月12日日曜日

帰って来たゴンゾウ

2年3ヶ月のブランクを経て、ゴンゾウリスが帰ってまいりました!

とは言っても、ゴンゾウリスは別にどこにも行ってないんですけれどね。
放置していたのも、のこのこ帰って来たのも私です。

またゴンゾウリスたちが身近にいる環境になったので、またゴンゾウの写真を取り貯めたくなったんです。
(ゴンゾウブログ放置してる間も、ほぼ毎日リスは見ていたんですが
 公園のリスはどこか他人行儀と言うか、うちのリスって感じじゃない。)



樹の上からこっちを見ている間ずっと話しかけていたら、安全認定してくれたようで
昨日外に出たら地面で何やら作業中の所に出くわし、近寄って来ました。
 「ねえ、あんた新入りでしょ?」


「ここは私がドングリ埋める場所だから気をつけてよね。ここらへん!」パンパン!


わかりましたゴン子さん。
あなたの埋めたドングリを掘り返したり、私がドングリを埋めたりはしないよう気をつけます。

「ここいらへんも私の場所だから。あの茶色い犬にも言っといてね。
 この間なんか掘り掘りしてたし。」


「そんな四角いのかざしてないで。話聞いてる?」

聞いてますよ、ゴン子さん。ちゃんとうちの犬にも言っときますよ。

ゴン子さん、なんだかやたらと立ち上がって近寄って来てました。
本当に好奇心旺盛な感じ。私は大丈夫だけど、何にでもやたらと近づくんじゃないよ。



ひとしきり好奇心が満足したら、元の作業に戻っていました。
「去年の秋にこの辺にドングリ埋めたんだ〜♪」

この後続けざまに3つドングリを掘り起こして食べてました。記憶力すごいな!




去年の秋に近所の人から助けを求められた、樹から落っこちた赤ちゃんリスのゴン太も後からこっちにコピーしておこうと思っています。